ジャラン農園さん

ジャラン農園   

     

吹上浜と豊かな山々。そこで里芋、紅はるか、かぼちゃ、大根などを栽培している永井路子さん、ジャランさん夫婦。有機農業を初めて3年になる。

東市来町出身の路子さんがタイ出身のジャランさんと出会ったのはワーキングホリデーで滞在していたニュージーランド。キウイ農園で指導員をしていたジャランさんに教わりながらの栽培管理や収穫作業は楽な仕事ではなかったと、懐かしそうに話してくれた。

 「農家になるのが夢」と語っていたジャランさんと一緒に、東市来で就農。「手間はかかるし、忙しい。悪天候で準備していた苗がダメになってしまうこともある」と苦労話も聞かせてくれたが、「有機農業が持続可能だと実証していく。それで地域の皆さんへの恩返しになれば良い」と力強く楽しそうに話してくれた。

なぜ有機農業を始めたのか尋ねてみると、農家が農薬化学肥料の影響で体を壊すことも少なく実状を話してくれた。

いのちの源である農産物を、健康で楽しく一生懸命に作ってくれる農家が増えること。そして、そんな農家に出会えること。それこそ継続可能な農業につながるのだと思う。

鹿児島でも有機野菜が買えるお店は多くなってきた。ジャラン農園の野菜に触れ、その熱くてやさしい想いがひとからひとへと伝わり、生活に取り入れられていくことを心から願いたい。 


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